陸軍慰霊忠霊殿の鬼瓦

今日は　広島に原爆が投下された日　広島は65回目の原爆忌を迎えました

二度と繰り返したくない戦争　平和への願いが深まる日です


弊社近くにある住吉の青少年の家の前の公園にも　陸軍墓地がありました　

「忠霊殿」の地下にはおおきな壕が掘削されたそうで　

公園左手に浜松陸軍墓地道の碑が残っています

「忠霊殿」は　1943年に戦争死者の遺骨を一時安置する場所として建設されたそうですが

老朽化によって解体が計画され　

この中にあった10857人分の位牌は2005年３月に処分を強いられました


忠霊殿の取り壊しの際には　屋根部分の解体工事を弊社が請け負わせていただきました

ご祈祷後の解体工事で　忠霊殿の屋根てっぺんから下ろした
　　　
いくつもの部分に分かれる大きな鬼瓦がこちらです

解体時　この鬼瓦部分だけを
　
再組立し　公園敷地内に設置保存するという案もあり

弊社で　保管させていただいていました


年数が経過し　3年くらい前に

市関係者に確認してみましたところ

その案の実現化はどうも無くなったような気配で
　
そろそろ　処分を考えなければ・・・という色濃くなりましたが

大きな大きさもあって　

平和のありがたさを

ずっしりと感じさせるような鬼瓦です　


再設置にはある程度の広さの場所が必要ですから

難しいとは思いますが

平和への祈りを込め　どこかに残せないかしらと思ったりします